関西医科大学 形成外科学講座

Kansai Medical University, Dept. of Plastic and Reconstructive Surgery

皮膚形成

皮膚形成は形成外科の基本的な領域です。単に傷を治すだけではなく、きれいに治す、傷跡をきれいにする、皮膚のできものをできるだけ跡が目立たないようにきれいに取る、つまり、傷を目立たなくきれいに治すのが形成外科の目標です。
皮膚形成として、瘢痕(きずあと)、瘢痕拘縮(きずのつっぱり、ひきつれ)、肥厚性瘢痕・ケロイド、皮膚(皮下)良性・悪性腫瘍、母斑の切除再建、血管腫治療、種々の難治性潰瘍(糖尿病性潰瘍、静脈うっ滞性潰瘍、褥瘡など)の治療を行なっています。
瘢痕(きずあと)が目立つ場合は切除し再度丁寧に縫合します。抜糸の後は、3ヶ月から半年程度傷跡のテープ固定、スポンジによる圧迫などを行います。これはきずあとが成熟するには半年から1年程度必要で、この間に力が加わると傷の幅が広くなったり、盛り上がってきたりするからです。瘢痕拘縮、つまりひきつれやつっぱりをともなう傷はZ形成術、W形成術など瘢痕形手術を行い、ひきつれをとって縫合します。この場合も術後の傷の固定をしっかりと行います。
きずあとが盛り上がってきたものが肥厚性瘢痕、もともとのきずの範囲を超えて更に広がるものやきずがなくても(ニキビのあと、注射をした後などに)もりあがってくるものはケロイドと呼びます。これらの治療では原因を取り除くとともに、そのきずに応じて手術、内服薬(トラにラスト、柴苓湯など)、外用薬(ステロイドテープ、軟膏)、ステロイド局所注射、種々の圧迫療法(サポーター、スポンジ、コルセットなどの装具)を行います。手術+術後放射線療法も積極的に行っています。
皮膚・皮下の良性腫瘍としては、粉瘤(アテローマ)、色素性母斑(ほくろ)、石灰化上皮腫、脂肪腫、など多数のものがあり切除手術を行っています。悪性腫瘍としては、基底細胞癌、扁平上皮癌、悪性黒色腫、ページェット病、ボーエン病など、病変を確実に切除し、皮膚移植、皮弁移植、人工皮膚移植などを行い治療します。
血管腫は、硬化療法や放射線科IVR外来との連携による塞栓療法併用手術など積極的治療を進めています。褥瘡、糖尿病性潰瘍、静脈うっ滞性潰瘍、などの難治性創傷に対して、
各種の創傷被覆材や薬剤、多血小板血漿(PRP)治療など先進の治療で効果を挙げています。
レーザー治療の適応となる疾患についてはレーザー治療の項目をご覧ください。保険適応のあるものは保険治療を行い、保険外のものは自費診療として治療を行います。アンチエイジング外来、スキンケア外来も行っています。
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